本年の実行委員を代表して一言ご挨拶を申し上げます。
まずは、先の東日本大震災によりお亡くなりになられた方々にお悔やみ申し上げるとともに、被災された方々にお見舞い申し上げます。未曾有の大災害からの一日も早い復興をお祈り申し上げます。
さて、第三回益田翔陽高校同窓会を開催するにあたりまして、波田地会長をはじめ、同窓会役員の皆さまには色々とご指導頂きありがとうございました。また、当番期である同期生の皆さまにはこの日の準備のためご尽力頂き感謝申し上げます。
私ども当番期生は、昨年十二月に準備委員会を立ち上げ、総会に向けて準備を進めて参りました。本年四月十一日に第三回益田翔陽高校定例総会実行委員会結成大会を波田地会長、並びに同窓会役員の皆さまに参列頂き実行委員会を立ち上げました。本年の総会スローガンは「友と、ともに」「母校の誇りを!共に感謝!更なる飛躍へ!」としております。
三月の大震災以降、この定例総会の開催も迷いました。今、日本中で「がんばろう日本!」と叫ばれています。被災地では生産活動の停止、全国的に広がる震災による自粛ムードなどにより国内全体に景気の悪化が進んでいます。元気を出してみんなで前を向いて進まなければ日本全体を元に戻すことは出来ません。ご存じのとおり益田翔陽高校の同窓会には、電気・通信関係、医療、警察官、自衛隊、官公庁、建設・運輸関係等さまざまな職種の方々が在籍しています。震災の復興のために現地に出向いている方もおられるのではないかと思っています。このように人と人が携わりあって元気を出していくんだろうと考えており、この翔陽高校同窓会の定例総会も例年どおり実施することといたしました。まさに、総会スローガンのとおり「友と、ともに」であります。また、今回の運営資金の一部と当日募金活動を実施して震災復興の義援金とすることも結成大会時に決定いたしました。このような情勢であるからこそ、当番期生である我々が元気を出して当日を迎えたいと考えています。
さて、地元益田地域では雇用が不安定となっており、今まで以上の卒業生の県外流出が危惧され、この同窓会の根幹となる人材の確保が困難となってくることが予測されます。今後の運営方法にも歪みが生じかねません。この同窓会定期総会を当番期生により実施し、次期生に引き継いでいくことが重要です。そのことで人材の確保と同窓会生の広がりを保つためには、毎年実施されることが望ましいと考えています。この度の準備にあたり、匹見分校や工業高校卒業生への広がりが少なかったことが反省点ではありますが、伝統ある同窓会総会で次期生への引き継ぎが出来るようさらに準備して参ります。
六月十二日の総会では、多数の来場者を迎え、懐かしい顔ぶれによる昔話などの楽しい一時を過ごして頂きますよう実行委員全員で精一杯準備させて頂きますのでよろしくお願いします。最後になりますが、益田翔陽高校同窓会員の皆さまの益々のご健勝、ご活躍を祈念いたしましてご挨拶とさせて頂きます。
昭和59年農業土木科卒業
石田 祐児